【月10万円以上稼ぐ人は注意】パパ活の確定申告の全知識
「そもそも確定申告って何?」「しなくてもバレないんでしょ?」など、パパ活で稼いだお小遣いと確定申告について気になっていませんか?
私もパパ活である程度稼げる目処が立ってきた頃に、税金や確定申告が気になって徹底的に調べました(国税庁、調べたサイト・口コミは100以上!)
このページでは、4年間パパ活をしてきた法学部出身の筆者が、パパ活のお小遣いと確定申告についてお伝えします。
これさえ読めば、パパ活の確定申告についてすっきり理解できるでしょう。
1. パパ活の確定申告に関する3つのポイント
まず確定申告とは、「すべての所得を計算し、税金を正しく申告・納税するための手続き」のことです。
例えば、サリーマンやOLなどは給料が支払われる時点で税金分が源泉徴収されているため、確定申告をする必要はありません。
一方で、パパ活のお手当(=お小遣い・交通費) は「贈与」として扱われるため、贈与税に関する確定申告が必要です。
贈与税とは、「個人から財産をもらったときにかかる税金」のこと。
(引用:国税庁|贈与税がかかる場合)
ここでパパ活の確定申告のポイントをまとめると以下の3つです。
- ① お手当「年間110万円超」は確定申告が必要
- ② 一定期間内に税務署で手続きが必要
- ③ 申告しない場合は罰則規定あり
それでは順にお伝えします。
1-1. お手当「年間110万円超」は確定申告が必要
ここでいう「年間110万円超」とは、以下の通りです。
- 期間・・1月1日〜12月31日
- 金額・・パパ(たち)からもらったお手当の ”総額”
例えば、パパ活で月10万円稼いでいる人は、年間120万円なので贈与税を納める必要があります。
年間110万円超でも黙ってたらバレない?
私の仲良いパパ活女子に聞いたり、掲示板、Twitter、Facebookなどで口コミも徹底的に調べてみました。
その結果、パパから個人的に少額を手渡しで貰っているうちは、ほとんど見つかることはないようです(私はきちんと毎年納税していますが!)
もちろん何かのきっかけでバレるリスクはありますが、税務署が本来の業務がある中で、パパ活の少額のやりとりまですべて把握しきれないのが現状と言えます。
パパからもらったアクセサリーや時計も対象?
(数万円以上の)高額なアクセサリーや時計なども対象です。
贈与税とは「個人から財産をもらったときにかかる税金」のことなので、パパからもらった “もの” にも当てはまります。
ただし、「社会通念上相当と認められるもの(=常識的な範囲内)」は贈与税の対象外とされているため、数万円程度のプレゼントであれば対象外です。
1-2. 一定期間内に税務署で手続きが必要
確定申告は1年に1回、本人が申告し納税する必要があります。
- 申告対象:毎年1月1日〜12月31日までの所得(=お手当の総額)
- 申告時期:お手当をもらった翌年の2月1日〜3月15日
- 提出書類:贈与税の申告書
- 提出先 :最寄りの税務署
(※詳細は「国税庁|贈与税の申告のしかた」)
税理士などに相談しなくても、あなた自身で十分申告可能です。
もし不明なことがあれば、最寄りの税務署でいつでも相談できます。
1-3. 確定申告しないと罰則規定あり
法律上は罰則規定もあるため、確定申告するのが無難です。
申告期限を過ぎると、「加算税」を課される他、法定納期限を過ぎると「延滞税」も課される可能性もあります。
※申告期間は「お手当をもらった年の翌年2月1日〜3月15日」です。
加算税とは、「申告漏れ」「申告を怠った」「隠蔽や詐称した」として課されるペナルティのことです。
<期限を過ぎて自己申告した場合>
加算税率→5%<税務署に指摘されて申告した場合>
加算税率→納税額の50万円までは「15%」、50万円以上の分は「20%」
延滞税とは、「法定納期限の翌日〜贈与税を全額納めるまでの期間に応じて課される税金(14.6%)」です。
(ただし、法定納期限の翌月〜2ヶ月以内に納付すると「税率 7.3%」です)
2. パパ活でできる確定申告の対策は2つだけ
せっかくのお手当を税金で取られたくないという女性ができる税金対策は、以下の2つだけです。
- ① お手当を「年間110万円以内」に収める
- ② お手当は「現金・手渡し」にしてもらう
これを実践するためには、「月9万円(年間108万円)を、現金・手渡し」ということになります。
(※もし年間110万円以上を十分稼げる目処が立ってきたら、がっつり稼いで確定申告も意識することをおすすめします。)
2-1.「年間110万円以内」に収める
年間110万円以内に納めるためには、「月9万円以下」が目安です。
パパ活がある程度軌道に乗ってきている方なら、意外と超えてしまいそうな感じがしますよね?
例えば「初回0.5、お茶1、食事2」を条件としている場合、月9万円以下だと次のようなイメージです。
・新規6人(3万円)、お茶4回(4万円)、食事1回(2万円)
・新規2人(1万円)、お茶4回(4万円)、食事2回(4万円)
・新規2人(1万円)、お茶2回(2万円)、食事3回(6万円)
ご参考までに、お手当を「年間110万円以内」に収めるために、私自身が色々試した方法の中で一番おすすめなのは次の方法です。
- まずは月10万円を目標に頑張る
- 毎月もらったお手当をメモしておく
- 11〜12月頃に調整して、年間110万円以下に収める
もしパパ活が軌道に乗って、年間110万円以上を稼げる目処も立ってきたら、しっかり稼いで必要な税金を確定申告で納めるのが良いでしょう。
2-2. お手当は現金・手渡しにしてもらう
将来的な税金関係のリスクを減らすためには、原則「現金・手渡し」でお願いすべきと私は考えています。
なぜなら、銀行振込は記録が残ってしまうため、将来何かのきっかけでバレた時に言い逃れができないからです。
近年、口座間のお金のやりとりに対する規制は強まってきているため、銀行振込は避けるのが無難です。
例えば、マイナンバー制度は2019年に銀行口座に紐づけられる予定であるなど、今後さらに入出金・送金などは筒抜けになっていきます。
他にどんな受け取り方があるの?
例えば会社経営者などの中には、「銀行振込」を希望する方も時々いらっしゃいます。
毎回お手当を用意するのは面倒だったり、会社経費から落としたいという背景があります。
しかし、原則として「現金・手渡し」でお願いし、マッチしない場合は丁重にお断りしましょう。
3.【ステップ別】パパ活で確定申告する際の流れ
パパ活のお小遣いで確定申告が必要な人のために、確定申告の流れは以下の3ステップです。
- ステップ1: 1年間にもらったお手当から申告額を計算する
- ステップ2: 確定申告書に必要事項を記入する
- ステップ3: 最寄りの税務署に提出する
(※申告額を計算するために、もらったお小遣いの相手、金額、日付などをメモしておくことをおすすめします。)
それでは順にお伝えします。
ステップ1: 1年間にもらったお手当から申告額を計算する
お手当を稼ぐほど、贈与税の税率は高くなります(10%〜55%)。
例えば、1年間のお手当(総額)と収めるべき税金の金額をまとめると次の通りです。
稼いだお手当と課税額の関係は?
- 年間120万円(月10万円) → 1万円
- 年間240万円(月20万円) → 13万円
- 年間360万円(月30万円) → 38万円 (37.5万円)
- 年間600万円(月50万円) → 147万円
なお、詳しく知らなくて全然大丈夫ですが、贈与税の税率は「基礎控除後の課税価格」(=年間のお手当総額—110万円)によって変わります。
基礎控除後の課税価格 | 税率 | 控除額 |
200万円以下 | 10% | – |
300万円以下 | 15% | 10万円 |
400万円以下 | 20% | 25万円 |
600万円以下 | 30% | 65万円 |
1,000万円以下 | 40% | 125万円 |
1,500万円以下 | 45% | 175万円 |
3,000万円以下 | 50% | 250万円 |
3,000万円以上 | 55% | 400万円 |
【参考】贈与税を自分で計算する方法
以下の2ステップで計算できます。
例えば、月30万円(年間360万円)の場合は、以下の通りです。
意外と簡単ですよね!
ステップ2: 確定申告書に必要事項を記入する
確定申告は、「贈与税の申告書作成コーナー (国税庁) 」からオンラインで必要事項を記入していきます。
ただし、オンラインで提出するには「マイナンバーカード または 住民基本台帳」の他に、専用の「ICカードリーダライタ」が必要です。
ICカードリーダライタとは「ICカードに記録された電子情報を読むための機器」のことですが、販売店で購入しないといけないので不便です..💧
わざわざ買う必要はないため、オンラインで記入したら印刷して最寄りの税務署に提出しましょう。
※なお、詳しい手続方法はこのページの末尾「参考|確定申告の具体的な手続き」でご紹介します。
ステップ3: 最寄りの税務署に提出する
最寄りの税務署のHPで、「郵便番号 / 住所」「地図」「都道府県別一覧」から簡単に検索できます。
最寄りの税務署はすぐに見つかると思いますので、期限内に確定申告書を提出しましょう。
※もし確定申告の手続きについて、不明な点などがあれば最寄りの税務署でいつでも相談することができます。
4. パパ活のお手当と税金に関してよくあるQ&A
ここまでパパ活と確定申告のポイントをお伝えしてきました。
ここでは、実際パパ活をする中で私が親しいパパ活仲間から実際に受けた質問を、Q&A形式でお伝えします。
- Q1. 確定申告すると自宅に書類などが届くの?
- Q2. お小遣いの銀行振込って避けるべき?
- Q3. パパの会社で雇ってもらうのってどうなの?
- Q4. パパ活以外に「ギャラ飲み」で稼いだ分はどうなる?
- Q5. お手当以外にアルバイトなどの所得もある場合はどうなるの?
それぞれ順にご説明します。
Q1. 確定申告すると自宅に書類などが届くの?
「前年度までに開業届を出した方」「毎年確定申告している方」などは、確定申告用の書類が自宅に届くこともあります。
ちなみに、家族と同居している方は確定申告に関する書類が届くと不審に思われる可能性もあるため注意しましょう。
Q2. お小遣いの銀行振込って避けるべき?
「銀行振込」は記録が残ってしまい、後々税務署にバレる可能性があるため私は避けるべきと考えています。
例えば一般的によく言われているのは、「経営者であるパパのもとに税務調査が入り、銀行振込で払っていたお金(=お手当)を調べられて発覚するケース」です。
ただ実態としては、私のまわりを見ても常識的な範囲内で現金・手渡しをしている限り、バレたという人はほとんどいないと思います。
※ただし、めったにないケースですが、例えば以下がきっかけでバレる可能性もあります。
- 「太パパから不動産や金銭などの相続」・・相続税支払の際に税務署が詳細を調べることでバレるケース
- ・「パパ活で稼いだお金で購入した不動産の登記」・・登記した際に法務局から税務署への報告がきっかけでバレるケース
Q3. パパの会社で雇ってもらうのってどうなの?
経営者などの場合、例えば女性を非常勤役員・秘書として会社で雇う形にして、お小遣いを経費で落としたいという方もいるようです(女性が実際にそこで働くことはほとんどありません。)
ただし、この場合、女性にとっては圧倒的にデメリットの方が大きいため私はおすすめしません。
結局税金を払っている上に、以下のようなデメリットがあるからです。
- 給与は銀行振込が基本なので、入金記録が残ってしまう
- 雇用契約を結ぶ際に「個人情報」を出さなければいけない
- 後で「会社で雇ってやってるのに!」と脅されるリスクもある
(※本業の仕事を持っている場合は “副業” にあたるので、副業禁止という会社ルールに抵触する可能性もあります。)
ネットでは、”パパの会社で税金対策してもらうのもアリ” というような女性向け記事も時々ありますが、私の個人的な考えとしては絶対NGとしています。
Q4. パパ活以外に「ギャラ飲み」で稼いだ分はどうなる?
ギャラ飲みなどで稼いだ分も、確定申告の対象です。
本人が直接受け取ったお金で「贈与」とみなされるものはすべて対象になります。
そのため、ギャラのみなどのお手当などもあれば、パパ活の分に足して「年間総額」を計算する必要があります。
Q5. お手当以外にアルバイトなどの所得もある場合はどうなるの?
パパ活のお手当は「贈与税」、アルバイトなど働いて稼いだお金は「所得税」の対象なので、以下の通り税金面での扱いは異なります。
お手当 | アルバイトの所得 | |
税金面での扱い | 「贈与税」の対象 | 「所得税」の対象 |
税金がかからない場合 | 年間110万円以下 | 年間103万円以下 |
そのため、仮にお手当以外にもアルバイトの所得があったとしても合算はせず、それぞれ別々に分けて考えることになります。
(※例えば、もしそれぞれ上記金額を超えていたら、確定申告の手続きを2つ行うことになります。)
4. まとめ
ここまでパパ活のお手当と確定申告で気になるポイントをお伝えしてきましたが、いかがでしたか?^^
パパ活の確定申告/税金に関しては、次のことさえおさえておけば大丈夫です。
〔パパ活動でできる確定申告の対策〕
- お手当を「年間110万円以内」に収める
- お手当は「現金・手渡し」が原則
〔パパ活で確定申告する際の3ステップ〕
- ① 申告すべき金額を計算する
- ② 確定申告書に必要事項を記入する
- ③ 最寄りの税務署に提出する
もし、年間110万円以上を稼げる目処が立ってきたら、がっつり稼いで確定申告も意識することをおすすめします。(もちろん私は申告しています😊)
以上を参考に、パパ活と確定申告について理解できることを心より願っています。
【参考】確定申告の具体的な手続き
①「国税庁|申告書作成コーナー」のページを開く。
②「確定申告書等作成コーナー」をクリック。
③「申告書・決算書・収支内訳書など 作成開始」をクリック。
④ 「オンラインで提出(e-Tax )」または「書面提出」か選ぶ。
ただし、オンライン提出するには「マイナンバーカード または 住民基本台帳」と、専用の「ICカードリーダライタ」が必要です。
ICカードリーダライタとは、「ICカードに記録された電子情報を読むための機器」で、販売店で購入することができます。
(※この専用機器がないとオンライン提出できないのが不便..💧)
⑤ 「贈与税」の申告書作成コーナーをクリック。
画面が変わったら「贈与税の申告書作成開始」→「贈与税申告書作成開始」→「提出方法を選択 / 生年月日を入力」→「一般の贈与」をクリック。
⑥ 入力画面では指示に従って、贈与を受けた金額などの必要事項を入力。
⑧入力完了したら印刷して最寄りの税務署に提出。
彼氏との交際を楽しむかたわら、大学3年生から始めたパパ活で毎月30~50万円のお小遣い稼ぎをしています。パパ活においては、エッチは絶対にNG派で、法律を徹底的に調べ、安全にパパ活で稼いでいます。